その習い事、やめても大丈夫ですか?
食料品の値上げ、ガソリンも高騰。
こうなったら家計費を節約していくしかありません。
削るものは削るとなると…。
習い事も見直しの一つ。
一番初めに標的になるのがピアノかもしれない。
しかし、一番残しておきたい習い事なのです。
「習い事はピアノだけでいい」
そう仰られたのは脳科学者の先生。
随分前になりますが、あるテレビ番組で「習い事は何が良いか?」とゲストが質問していました。
「習い事はピアノだけでいい。」と先生がハッキリお答えしていました。
確かにそうかもしれません。
私が小6の時の話です。
一年だけでいいから行って欲しいと親に頼み込まれて習い始めたのが「そろばん」。
当時は小学1年から始める子が多かったので恥ずかしくて嫌だったのですが、逆にハマってしまい進級試験は飛び級で受け一年間でみんなに追いつきました。
合格するのが楽しくて嬉しくて、一年でやめるつもりが中学になっても通い続けました。
小1から始めた子と小6で始めた私が結果的に同じになったわけで、5年分の月謝代が浮いたことになります。
当初エレクトーンを習っており、脳を鍛えることに一役買った習い事だと思います。
自分で実感したエピソードの一つです。
習い事の選択肢が一つならピアノをおすすめします。
ピアノは脳を鍛えます。しっかり脳を育ててから別の習い事を始めた方が効率的なのです。
脳を鍛えるには毎日の練習が必須ですが、親が付いていないと練習しません。
今の日本、共働き世帯の子供には酷かもしれません。
今はピアノが置けない住宅が多い!
私は家の建て替え時にピアノが置ける賃貸を探しました。
そして、ペット可の物件であることも条件です。
僕がいるからにゃん
ピアノを置くには鉄筋コンクリート造りのマンションが良いのですが、ほぼ不可。無い…。
戸建てで賃貸物件はありましたが、建物が古い為グランドピアノを置く場合は補強工事をして欲しいと言われました。
補強工事にお金と時間はかけられないので、家の建て直しが終わるまでピアノは倉庫に預けることにしました。
気づきましたが、最近はペット可の賃貸物件が増えてきましたね。
これは嬉しいことです。
そうだにゃん
さて、ピアノが置けない賃貸の実態を知り悲しくなりましたが、沢山の住人が生活していますので致し方ないことです。
電子ピアノを買う人が多い理由も分かりました。
ピアノを習うにはピアノが必要ですが、現実は厳しい…。
※電子ピアノとピアノは全く違う楽器です
両手の小指を使うのはピアノだけです。
日常生活で小指を使うことって無いと思うのですが…?
それに、片手の指を動かす習い事はありますが(そろばん、バイオリン等)、両方と考えるとピアノしか思いつかないですよね。
ピアノは両方の指10本を別々に動かしますので、左右どちらの脳も活発に動きます。
脳が鍛えられるとワーキングメモリの容量が多くなります。
そうなると、記憶力が付くのははもちろんですが、考えたり行動することが複雑に絡んでいても難なくできるようになります。
楽譜を瞬時に読み、音符や記号の意味を理解し指を動かしながら先へと読んでいく動作はワーキングメモリを使っています。
この繰り返しを行うことでワーキングメモリがどんどん大きくなっていくのです。
小学校低学年まではワーキングメモリを鍛えておくと良いということがお分かりいただけましたか?
もう一つ、お話ししましょう。
脳を鍛えるというなら、ピアノを弾いてから勉強した方が良いのでは?
そこで、ピアノを弾く前と弾き終わってからの譜読みテストを三名の生徒に協力してもらいました。
結果は、全員ピアノを弾いてからの方が回答数が多くて間違いも少なかったのです。
回答数が多い、つまり処理能力が高まるということが分かりました。
それが分かってから、勉強の前にピアノを弾くよう生徒に話しています。
弾きすぎると逆に疲れて眠くなります、ほどほどにね。
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